バーチャルリアリティ(VR)は実際には存在しない物体や空間をあたかも存在するように感じさせる技術です.頭部に装着するとVR空間に没入することができるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が容易に入手できるようになり,VRを体験することが簡単になりました.本実習では,受け身の体験から一歩進めて,自分の好きなようにVR空間を作る技術の基礎を学びます.実習ではウェブブラウザを使用してアプリケーションの開発が可能なVRフレームワークであるA-Frameを使用します.スマートフォンとアタッチメントをご準備いただくと,VR空間に入り込む体験ができます.

実施概要

2020年8月2日(日) 13:40-15:40(予定),オンライン開催

講座の概要

本実習はオンラインで実施します.講師がオンライン会議システムZoomで講師のPCの画面を共有しながら説明を行います.受講生の皆さんは手元のPCで資料とライブ動画を見ながら,一緒に進めていくことができます.また興味のある方は,スマートフォンを簡易なヘッドマウントディスプレイにするアタッチメント(1000円程度で購入できます)を事前あるいは講座後に購入していただくと,自身の作った空間に没入して体験することができます.

講義資料: https://docs.google.com/document/d/1eHUw_rzoXLjkEFCx5mSCfBKO10UxhWW-HAkdYyIFoBM/edit?usp=sharing

  • VRの説明 (20分)
  • 最初のVR空間の表示 (20分)
    • 開発の準備
    • 最初のVR空間の表示
  • 物体の配置と運動 (45分)
    • 物体の配置
    • 物体の色
    • 物理法則に従った運動
  • 中間まとめ (5分)
  • (オプション) スマートフォンによるVR体験
  • 以降は自由制作: VR世界に働きかける (30分)
    • アニメーション
    • インタラクション

参加に必要な機器

PC
ウェブブラウザを使います.OSはWindowsでもMacでも問題ありません.あらかじめ以下のサイトにアクセスし,3DCGが正しく表示されることをご確認ください.
https://aframe.io/

オプション

スマートフォン
(機種によっては性能が十分でない可能性があります)
スマートフォンを簡易HMDにするアタッチメント (2眼のもの)
(購入時に,スマートフォンの大きさが対応範囲内かご確認ください)
以下のようなものがあります.
https://www.amazon.co.jp/dp/B011I9FCGS
https://www.amazon.co.jp/dp/B01CWT72SO