
来年度の配属希望の方
2021年度の領域実習(3年次)・卒業研究(4年次)配属希望の方は,面談をしますので,井村 m.imura [at] kwansei.ac.jp までメールでご連絡ください.2020/11/30の研究室紹介の資料が以下にありますので(閲覧は関学のアカウントが必要です),メールでの連絡前に目を通しておいてください.
2021年4月 理系4学部新設
2021年4月に理工学部が理学部・工学部・生命環境学部・建築学部に再編されます.井村研究室は工学部 知能・機械工学課程の所属になります.
研究テーマ
バーチャルリアリティ技術に基づく知的活動の活性化と支援
バーチャルリアリティ(Virtual Reality; VR)という言葉をご存知でしょうか.バーチャルは「実質の」,リアリティは「現実」という意味であり,実際には目の前に存在しないモノやコトを,工学的な技術を用いて人間の五感を刺激することにより,そのエッセンスを実質的に再現する技術を指します.井村研究室では,VR技術を基盤として,コンピュータをはじめとする人工物を使う側である人間の特性に着目したインタフェイスを構築し,人類の知的活動を活性化・支援する研究を幅広く行っています.
VR世界を整合性高く構築しユーザが体感できるようにするためには,様々な分野の技術を統合する必要があります.まず実世界の人間や環境を計測することが必要です.単に計測するだけではなく,計測された情報から人間の状態や感情を推測します.次に,得られた実世界からの入力に応じて,VR世界で起こることをコンピュータでシミュレートします.物理学などの法則に従った計算をリアルタイムに行う技術が必要です.究極的には,ミクロからマクロの法則を階層的に関連付け,世界全体のシミュレーションを実現することが目標です.最後に,コンピュータ内のVR世界の状態を,ユーザの感覚器を適切に刺激して提示する,五感ディスプレイの技術が必要です.効果的な情報提示のためには,人間の知覚や認知に関する知識が欠かせません.
コンピュータやネットワークの中に存在するバーチャル世界と実世界との間の垣根を,技術の力で取り払うことにより,高度に情報化された私達の生活がより豊かで楽しいものになることを目指して研究を進めています.
ニュース
- 2020/06/01 情報処理学会第188回HCI・第56回EC研究発表会でM1池谷が口頭発表を行いました.
池谷,佐藤,井村: GANによる光学的整合性が保たれたAR画像の生成手法の提案 - 2020/04/15 情報処理学会 学会誌 情報処理 2020年5月号 創立60周年記念特集 2050年の情報処理 に寄稿しました.
井村: 2050年のエンタテインメントコンピューティング - 2020/03/24-27 IEEE VR 2020でB4池谷,B4岡本がPoster発表を行いました.
Iketani, Sato, Imura: Augmented Reality Image Generation with Optical Consistency using Generative Adversarial Networks / movie
Okamoto, Yamazaki, Imura: Tactile Presentation Device Using Sound Wave Vibration / movie - 2020/03/18-19 情報処理学会第55回EC研究発表会でB4村田,B4柴田が口頭発表を行う予定でしたが,新型コロナウイルスの流行により中止になりました.
村田,井村: ファーストパーソンシューティングゲームにおけるプレイヤーの技能分析と向上支援
柴田,井村: 識字能力拡張のための環境中の文字可読性向上システム - 2020/01/30 メディカルイメージング連合フォーラムでB4三上がポスター発表を行いました.
三上,薗田,大北,福山,五味,井村: 患者自身による知覚像の描画に基づく変視検査システム - 2019/12/14 日本生体医工学会関西支部講演会を本学西宮上ケ原キャンパスで開催しました.
- 2019/12/13 情報処理学会第54回EC研究発表会でB4松尾が口頭発表を行いました.
松尾,井村: バーチャル物体に対する回避特性を考慮した現実ベースのVR空間構築 - 2019/11/29 IIFES2019のSICEセミナー「IoT・AIが拓く計測・制御・システムの未来」で井村が講演しました.
井村: 計測と制御が未来のバーチャルリアリティを創出する